温泉旅館不振の原因

バブルの頃は、企業がこぞって温泉街に慰安旅行に行くようになり、客数を取れるよう客室を増やす旅館が相次ぎました。
それは、今になり過剰な設備投資になり、経営をひっ迫させています。
松山でも例外ではなく、増築に増築を重ねた結果、別館やら新館、旧館など旅館がまるでパズルのようになってしまったのも、バブルの影響と見られています。
また、宴会ブームの終息で、観光地の高級旅館、ホテルは経営が苦しくなっているといわれ、ブームの最中に建設された旅館の中には倒産や閉業に追い込まれた旅館も出ているようです。
都市部の旅館も、ビジネス客のビジネスホテルへのシフトや、少子化による修学旅行の減少、ホテルへのシフトによって経営の苦しい旅館が多く、その中ビジネスホテルに転じた旅館も多くなっています。
宴会を主としない固定客を持つ者も多く、これらの多くはバブル期以前に建設された物が殆どである。
安定した泊まり客があるため経営状態も安定していて、固定客が多いぶん大々的な広告を出さずとも経営が成り立っている旅館も多々あります。
また、古くからの旅館によっては経営者の高齢化が進み、少子化の影響で後継者が出来ず、次世代の代替わりが行えない旅館も出ている。
収支面では経営が成り立っていても、後継者問題で閉店になるケースも見受けられる。
旅館の大型化により、旅館の中だけで過ごす人が増えた結果、温泉街に繰り出す人も少なくなり、温泉街が今やゴーストタウン化しているところも現れてきています。
旅館の不振の原因をまとめてみると下記に要約されます。
バブル期の投資判断ミス、世界のリゾートとの競合関係、同族経営の公私混同問題です。
今やニーズが細分化され、個々のお客に合わせたおもてなしが出来るかが、今後の課題になるのではないでしょうか。
そして、ネットの普及に伴う、ITの導入を積極的に行い、経営効率を高めて行く工夫が求められています。
道後温泉があるからと言って安易に考えないで、各々の旅館の持ち味を前面にだした所が今後生き残って行くのではないでしょうか。
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